まんがでわかる 地頭力を鍛える [細田功]
感想
これ系の本のこと正直バカにしてたんだけど、1時間足らずで読めて概要がつかめて、巻末に各項目を詳細に記した本を紹介していて次に繋げやすくて入り口としてはめちゃくちゃ優秀でした。バカにしてて損した。
はじめに
この本で言う『地頭力』とは、一般によく聞く「生まれつき備わった頭の良さや回転の速さ」の事ではなく、ロジカルな思考のベースとなる土台のことを指していて、後天的に身につけ、鍛えることができる部分の話です。
仕事で必要な能力を大きく分けると「物知り」「機転が利く」「地頭力」の3つがあり、この中で『地頭力』を鍛えることでこれからの社会で有利に仕事を進めていこう。という内容です。
地頭力とは
知的好奇心、論理的思考、直感力の土台の上に
⒈ 仮説思考 ⒉ フレームワーク思考 ⒊ 抽象化思考力で成り立つ。
⒈ 仮説思考とは
今ある情報だけで「とりあえず」の答えを出すことで全体像をつかむ。
この時スピードが何より大事でこれを基に考えのすり合わせ、ブラッシュアップを図る。
メモ
・5w1h(2h)でその時埋めれるものをとりあえず埋める。なにを、なぜ、いつ、どこで、どうやって、どのように、(いくらで)
・その場で相手に質問をすればまだ相手にボールがある状態なので「伝え方が悪いのかも...」で馬鹿な質問も許される。
・フェルミ推定の考え方
・完成度を気にしない
⒉ フレームワーク思考
俯瞰して全体から物事をみることで、自分の思考のクセを理解できる。相手の考えとのズレがわかる。
例:家具の中の家庭用の中の椅子の中の修理の部分は全体の細部で時間をかけて考える部分は家庭用の部分や椅子の部分ではないか
メモ
やることが見えて来ると同時にやらなくてもいいことも見えてくる。
自分がフレームの中のどの部分で止まりがちかが見えてくる(思考のクセ)
⒊ 抽象化思考力
単純に考えること。抽象化することで物事の本質を理解する
具体的な事象を目にする、学んだ時にその本質(枝葉を取り払った幹の部分)を自分の問題に置き換えて応用して考える。
①本を読む→②抽象化→③自分の問題に転用→④解決
自分の仕事は要するに何かを考えておくことで世の中の事象で転用できるものを見つけやすくなる。
メモ
例え話は抽象化のトレーニングになる
「××の話(具体的な事象)を◯◯で言うと(抽象化と転用)△△だね(具体的な事象への落とし込み)」みたいな